老眼の人でも便利に使える!遠近両用コンタクトレンズ

最近、新聞の文字が見えにくくなった、読書がしにくくなった、そんなことを感じている人はいませんか。もしかしたら、老眼が始まっているかもしれません。老眼になったらきちんと対策をしないと以前よりも目が疲れやすくなってしまう可能性があります。そんなときに役に立つのが遠近両用コンタクトレンズです。これを使用すれば、近くのものもはっきり見えますし、遠くのものも問題なく見ることができます。このような便利な機能をどのようにして加えているのかというとレンズの作り方に秘密があります。

このレンズは2つのゾーンに分けられていて、それぞれのゾーンの度数が異なっています。大抵の場合はレンズの中央が遠くを見るための度数に調整されていて、周辺は近くを見るための度数に調整されています。それぞれを使い分けることで快適な生活が送れるようになっているわけです。ただ、このレンズにも弱点があります。人の目は明るいときには瞳孔は狭まります。そうすると遠くのものは見えやすくなりますが、近くのものは見えにくくなります。逆に暗いときには瞳孔が広がりますので、近くのものは見えやすくなりますが、遠くのものは見えにくくなるわけです。このように、環境が変わると見え方が変わってしまうところがこのレンズのデメリットだといえますが、老眼を矯正するという意味ではこれ以上の対応策はないでしょう。

遠近両用のレンズは以前はハードタイプしかありませんでしたが、最近ではソフトタイプも作られるようになりました。使いやすさで選ぶならソフトタイプですが、ハードタイプにもメリットがあります。それは乱視に対して強いというところです。あまり強い乱視をもっている場合はハードタイプを選ぶといいでしょう。