涙というと悲しい時に出るというイメージですが、実は普段から少しずつ分泌され目の表面に潤いを与える膜となって目を保護する役割を果たしています。生活習慣や環境などによってこの涙の分泌量が減ってしまったり、成分が変わってしまい目の表面が乾いた状態になることをドライアイと言います。
現代の生活において1番の原因となるのは目の酷使です。特にパソコンや携帯電話の画面を長い間見続けることは目にとっては大変な疲労を促すものとなります。エアコンの使いすぎも要注意です。乾いた環境というのは目の乾きを促進させるのでエアコンをつける際には通風孔の向きに注意したり、加湿器を利用するなどの工夫をしましょう。また、コンタクトレンズを使用している人も目の表面が乾きやすくなっているので注意してください。
目の乾きや違和感を感じたら、すぐに眼科を受診するようにしましょう。治療法としては人口の涙液を点眼する方法が一般的ですが、酷くなると涙が出る涙点を閉鎖し、涙を十分に目の中に溜めるという方法もあります。慢性的に目の乾きを防ぐためには十分な睡眠を取り、目を疲労させないことです。パソコンは1時間毎に10分間の休憩を取ることをおすすめします。また、瞬きを意識的に行ったり、室内の湿度を保つなどできることは積極的に行うようにしましょう。